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 毛皮製品について
FUR MAGAZINE
  毛皮についての歴史・環境・素材などいろいろな知識をご紹介します。(出典:JFA FUR MAG)
 このページに掲載する情報は一般社団法人日本毛皮協会が発行する FUR MAG による記事のご紹介です。
毛皮の歴史
 
身体の保護機能からステイタスシンボルへ

 毛皮は、その暖かさと身体を保護する機能のために、石器時代から活用されてきました。古代エジプト文明では、防寒用ではなく、毛皮を王や高位聖職者の権威を表すステイタスシンボルとして用いていました。ホメロスのギリシャでは、毛皮は戦時の服としてだけでなく、家庭の装飾用にも使われました。

 北欧では、最初は外套の内側につけて、また10世紀からはトリミングとして見につけるようになりました。11世紀、12世紀にはビーバーの側で作った帽子がまず大流行しました。

 この流行が発展して14世紀には毛皮の帽子、手袋、マフ、襟、コート類のライニングを作るようになりました。テン、クロテン、カワウソなどは、中世のヨーロッパで貴族や高級聖職者のステイタスシンボルとして、定着していました。

 特に、アーミンは、王族の儀式用礼服や結婚式の衣装として欠かせないものでした。現在でも、イギリスの戴冠式には、アーミンのガウンを着用します。

 17世紀になると、高級毛皮を求めて、世界的に探険家が活躍した時代となりました。クロテンを求めて、ロシアは、また、ビーバーを求めて北米へと進出していったのです。


ステイタスシンボルからファッションへ

 今日、私たちが知っているような毛皮のコートは、19世紀後期のビクトリア朝の発明です。ライニングや飾りにそれを使うのではなく、衣服の外側にヘアを使用し、よりファッショナブルになりました。1900年からは、毛皮は、パカンやポワレのようなフランスの一流ファッション・デザイナーのコレクションに毎回登場するようになりました。字同社の開発は、運転手や乗客を保護する為に、暖かくて丈夫な毛皮コートの需要を更に高めました。また1930年代には毛皮はコートの飾り、襟、袖口にと、デザイナーによってふんだんに使われました。

 1950年代には、クリスチャン・ディオール、ジャック・ファット、バレンシアガ等のデザイナーが、あまりフォーマルでない服で実験的に使い始め、新しいテクニックを模索して、20世紀初期の伝統的な毛皮コートから発展させていきました。

 60年代、70年代はこの実験を新たなレベルに持ち込み、その傾向は現在まで続いています。毛皮は今、様々な伝統的な技法と最新の技法の両方を駆使して、新しいファッションを創造するのに活用されています。毛皮は、種類も加工も豊富なので、デザイナーのアレンジによって、幅広し活用が可能です。しかも、毛皮は、豪華で官能的かつ機能的ですから、どんなコレクションにも個性的な雰囲気を醸し出すことができます。

 メジャーなファッションウィークにおいて、80%を超えるデザイナーが毛皮を使っています。フルファーの衣服はもちろんのこと、毛皮の飾りやアクセサリーは重要な成長分野になっています。そして紳士用の毛皮も、特都会的でクールなファッションを反映する場合、次第に人気が高まってきています。製品開発や新しい技法、つまり刈毛加工(シェアード)や抜毛加工(プラックト)等は、毛皮を軽量にし、全く新しい素材に生まれ変わらせる事によって、寒いシーズンだけでなく、一年を通して活用できる素材である事を意味します。

 そして消費者は、確実にファーファッションを受け入れている事が、数値に表れています。国際毛皮連盟の推計によると、2012シーズンの世界の小売販売は、400億ドルを超えています。

 毛皮は今、ファッションアイテムとして、消費者の個性や創造性を表現する為に、又その夢を実現する為に、様々なシーンで活用されています。又、今日、毛皮取引は、ほとんどの農業活動に不向きな地域で生活する多数の原住カナダ人、アラスカ人、ケイジャン系ルイジアナ人、シベリア、ナミビア、アフガンの人々の伝統的な生活様式や文化的価値を維持し強化することに役立てられている事も忘れてはなりません。



地球環境と毛皮の活用について
 
国家間の取り決めで、努力はしているものの・・・


最も早く解決に動き出したのが、「動植物の絶滅の危機」を回避する事でした。現在は、ワシントン条約により厳しく取り締まられており、密漁などによる被害は少なくなってきています。もっと大きな問題は、自然破壊と温暖化です。

 これらは、動植物のみならず、人間の存在すら危うくします。地球温暖化対策を考える国際会議などで議論が続けられておりますが、平均気温が明らかに上昇し、洪水などの被害が多発している現在を考えると、将来が思いやられます。

 解決を難しくしているのは、国家間の問題と個人の問題が複雑に絡み合っているからと推測されます。すなわち、経済状況の大きく異なる各国が労働問題、人口問題、自国のエネルギー状況を踏まえた上で、コンセンサスを得なければならず、なおかつ、一人一人に、自分自身が持つ各々の価値基準、哲学、平たく言えば、上昇思考をも制限する事とつながるからかと思います。


地球環境に最善の暮らしとは?

 それでは、地球にとって「最善」の暮らしとは、いかなるものでしょうか?人間が他の動物と平等になること、すなわち、有史以前の人間に戻る事だと思います。そうすれば、地球は【きれいでユタカ」になれます。

 では、人間が他の動物と平等になることとはどういうことでしょうか?それは、①火を使わない事②服を着ない事③人工的な家に住まない事、この3点に集約されると思います。

 しかし、地球に最善の暮らしは、文明社会に生きる人間にとって、到底不可能な事です。人間は、他の動植物の犠牲なくして生きる事ができない以上、どこに生活するかは、個人の選択としてできる事を自身でする事こそ最良ではないでしょうか?


毛皮の活用は、地球環境にいいのでしょうか?

1.資源の「持続可能な有効利用」を実現しています。

① 絶滅のおそれのある野生動物は、国際条約・国内法が保護
絶滅のおそれのある野生動物は、国際間の取り決めである「ワシントン条約」や国内法「種の保存法」によって守られています。そのため、これらの種が国内で販売されることはありませんし、おみやげ物として海外から持ち込むことも許されていません。但し、この条約が適用される前に国内に輸入された物は、その旨の証明書があれば、販売は可能です。

② 地球環境保全のために、生態系のバランスを保つ。
 最近、鹿や猪が異常に繁殖して、農作物を食い荒らすなどという報道が目立ちます。地球の都市化や農場化が野生動物の生息地を狭め。、その結果、動物たちはえさを食べ尽くしたり、病気で絶滅したりしています。クマなど、種によっては人間や家畜を襲うものすれ出てきました。

 地球上の全ての動植物は、植物連鎖の形でバランスを保っているので、一つの種が増えすぎれば、その周りにいる全ての種が多大な影響を受ける事になります。だからこそ、生態系のバランスを保つ為には、人間の英知により管理(=間引き)が必要です。そしてそれが、真の自然保護にもつながるのです。適正に捕獲された野生動物を、自然の恩恵として上手に活用する事、これが「自然資源の保持・持続可能な有効利用」といわれるものです。私たちが活用している毛皮という素材は、こうした自然が人類に与えた恵みなのです。

③ 人間は、天然資源を枯渇させない為に、自然の産物を人工的に生産する方法を生み出しました。それが養殖技術です。今では、家畜の牛や豚、生簀(いけす)で飼われるハマチやウナギなど、あらゆるものが人の手によって生み出されています。毛皮もそのうちの一つです。

 また、毛皮養殖は、北欧や東欧など、気候条件の厳しい地域に適した重要な産業となっています。養殖に当たっては、動物福祉を最優先し、国際・国内・地方等の法を遵守しています。又、与える植物には、本来ならば捨ててしまう人間の消費に供されない肉や魚の動物副産物や食品加工から出る残り物を効率的に使用し、食物リサイクルを支えています。排出物は有機的な肥料を、ミンクは、皮革製品のお手入れをはじめ、スキンケア・ヘアケア用の上質なオイルを供給しています。


2.「もったいない」を実践しています。

 毛皮の活用に当たっては、無駄に使うことはなく、捨てる所はないといっても過言ではありません。小さなパーツは、剥ぎ合わせて布状の毛皮の生地(毛皮用語では、プレートと呼びます)に仕立て直します。また、しっぽや足まで、キーホルダーやアクセサリー等に加工しています。

 製品になっても、同じ種類の側を継ぎ足したり、他の素材を加えたりするサイズ直しのリフォームをはじめ、コートをストールやバッグなど全く別のアイテムに仕上げる事もできます。’無駄なく使い切ること’ができるのが、毛皮です。


真の動物愛護について

1.動物権利、動物解放団体の主張

 あらゆる動物、全ての動物が人間と全く同じ権利を持つというのが、動物権利団体の主張です。人も犬もネズミもブタも同じ権利を持っているというのです。

 一方、動物解放団体は、全ての動物は開放されねばならないと主張します。牛豚鶏を小屋に入れて飼うのはもちろんのこと、水族館や動物園の動物も、更にはペットとしての犬猫すら虐待とみなします。これらの団体がマクドナルドやケンタッキーのお店を襲ったり、大学や研究所の貴重なデーターを破壊したりしています。獣医学部長を襲撃したり、ミンクやフォックスの農場に押し入って、養殖動物を逃がしたりするのも彼らです。

 クマや狼が農作物を荒らしたり、人間を襲っても、それでもかわいそうだといって黙って見過ごせますか?動物愛護を主張して、育ち盛り食べ盛りの子供にお肉やミルクを与えず、錠剤や科学合成物質だけで育てられますか?真の動物愛護とは、人間が地球の環境を守りつつ、動物と共存していくことではないでしょうか?


2.多様な意見・考え方が共存する世界は健全です

 動物権利・愛護の立場から、皮・毛皮の製品(ベルト、靴、バッグ、コート等々)やシルク製品さえも持たない主義の方々がいらっしゃる事は存じています。どのようなことにも主義・主張・意見を持ち、自分を律するのは、とても立派な事だと思います。多様な意見・考え方が共存する世界は健全であると言えましょう。しかし、主義・主張・意見は法律ではないのですから、他人に強要はできません。すなわち、異なる考え方、意見を持つ人がある事を認めることです。


3.人間は、他の動植物の犠牲なくして生きる事ができません

 人間は、他の動植物の犠牲なくして生きる事ができません。大切な事は’生命あるものを犠牲にしている’という点を忘れない事です。作り手にとっても、又それを使用する立場の人にとっても、’無駄なく使う、大切に扱う’といった心があってはじめて許されるのだといえます。




毛皮の構造と特性
 
毛皮の構造


 毛皮は、文字通り「毛」と「皮」からできています。毛皮にとって重要な毛の部分は、刺し毛(さしげ)と綿毛(わたげ)から構成されています。


 刺し毛は、上毛(じょうもう)とも呼ばれ、艶があって美しく、色々な色彩や斑紋がその動物の種類の特徴を表しています。

 英語では刺し毛をガードヘア(guard hair)と言い、弾力性・耐久性に富み、その名の通り体を守る役目をしています。

 綿毛は、下毛(かもう)とも呼ばれ、刺し毛の下に生えている短く柔らかい毛です。英語では、アンダーファー(underfur)と言います。


 
 極めて細く密生しているので空気の層ができ、体温の発散を防ぎ防寒の役目をしています。毛皮の良し悪しは、この綿毛の密生の度合いによって決まるとも言えます。

 良い毛質の条件として、

 ① 刺し毛と綿毛のバランスが良いこと。(特に綿毛の密度が濃いもの)

 ② 光沢の良いもの、背筋が鮮明なもの。

 ③ 触った時にシルキーでソフトなものなどが挙げられます。

 
 イタチ科の毛の密度





毛皮の特性

①保温力・耐水性・通気性に優れている
 弾力性と耐水性に富む刺し毛と細かく密生して生え空気の層を作り出す綿毛の二重構造により、保温力・耐水性・通気性に優れています。

②ふわふわとした柔らかな感触と美しい光沢
 心地よさや安心感を与えてくれるのは、天然素材の持つ特性でしょう。これを人工的に作るのは不可能です。

③同じ種類の側を継ぎ足したり、他の素材を加えたりするサイズ直しのリフォームをはじめ、コートをストールやバッグなど全く別のアイテムに仕上げる事もできます。



主な素材と特性
 


衣料用として用いられる毛皮の中でも代表的な種類について、
その産地や特徴などをご紹介します。
 
ミンク 
 
セーブル 
 
ミンク類

A.ミンク【Mink】
 1866年に野生ミンク(ワイルドミンク)の養殖化に成功、その後1930年代に突然変異種が出現して、メンデルの法則の応用で改良され、現在、毛色の違う種が約40種生産されている。主な毛色の種類としてはダーク(ブラック)、マホガニー、デミバフ、ワイルドタイプ、パステル、パール、ホワイト、バイオレット、サファイア、シルバーブルー、ブルーアイリス他がある。刺し毛は強くしなやかで光沢に富んでおり、綿毛も密度が高くシルキーな為、衣料用として最高の特質を備えた素材と言える。耐久性に非常に優れ、保湿力も良い。染色も容易で、非常に多くの色を正確に表現することが可能。抜毛、刈毛などの加工も施されて広く活用されている。

B.ウィーゼル【Weasel】
 広く北半球に分布し、地域により毛色や毛質が異なる。日本産は、ジャパニーズウィーゼル(和名いたち)、米国産はアメリカンウィーゼル、中国産はチャイニーズウィーゼルと呼ばれる。毛皮として日本で扱われているウィーゼルの大半は、中国産である。黄褐色をした短い刺し毛はミンクに比べシルキーさや光沢の面で劣る。抜毛や刈毛、染色されて用いられる事が多い。

C.セーブル/黒テン【Sable】
 黒てんとも呼ばれる。ロシア、中国北部、北海道などでも生息するが、一般的には、ロシア産のロシアンセーブルを指す。色は黒褐色から黄褐色まで様々。毛足はやや長くて非常に柔らかく、保湿力に優れていて光沢があり、軽い。毛皮の中でも最も高級な素材の一つとされている。アメリカやカナダで産出されるマーテンは、品質ではやや劣るもののセーブルに酷似しており、それぞれアメリカンセーブル、カナディアンセーブルと呼ばれる事がある。


 
シルバーフォックス 
 
タヌキ 
 
フォックス類

A.シルバーフォックス/銀狐【Silver Fox】
 銀狐は赤狐(レッドフォックス)の突然変異種。カナダ、米国(アラスカ)、ロシア、ノルウェー、フィンランドなどで養殖が行われている。刺毛は長く張りがあり、銀色と黒色がある。黒と銀がはっきり鮮明なものほど良質とされる。天然のまま用いる事が多いが、染色すると、銀色の毛だけが染まり、黒色の部分はそのまま残る。綿毛の密度は、ブルーフォックスよりも少ない。


B.ブルーフォックス/青狐【Blue Fox】
 青狐の事で、キツネの中では、最も産出量が多い種で、そのほとんどがスカンジナビア産の養殖。刺し毛は長いが銀狐より短くシルキー。綿毛はやや長く密度も高い。全体にグレー色をしていて、耐久性に優れ、保湿力は非常に良い。フォックスの中では、毛皮衣料として最も活用されている種。自然色がグレー系の淡い色のため染色が容易で、多くの色を表現する事が可能。コートに合わせて各色に染色するなどトリミング需要も多い素材。



C.シャドーフォックス【Shadow Fox】
 ブルーフォックスの変種。ブルーフォックスよりもグレー色が淡く毛質も柔らかく、刺毛も綿毛もほとんど白色のものもある。淡い色に染色する場合に使用される。


D.ブルーフロストフォックス【Blue Frost Fox】
 毛色は銀狐、毛質は青狐の特性を兼ね備えている。


E.レッドフォックス/赤狐【Red Fox】
 赤狐の事で、南米を除く全大陸に分布する野生のフォックス。生息地によって品質に大きな差があるが、一般的に、良質のものほど、鮮明で赤みを帯びたオレンジ色をしており、等級の下のものほど色がくすみ、赤褐色や黄褐色をしている。良質なものは、刺し毛、綿毛ともシルキーで長く密度が高いが、中でも火のように赤い色をしたカムチャッカ産のものは、ファイヤーフォックスと呼ばれ、良質とされている。極わずかだが養殖もされている。


F.コヨーテ【Coyote】
 北米の草原に生息する為プレーリーウルフとも言う。日本では狼とも呼ばれているが、正しくは、ウルフ(Wolf、オオカミ)とは異なる。生息地により、毛質や色にかなりの差が有るが、毛色は、黄色みがかった灰色か暗灰色。刺し毛は柔らかいものから硬いものまで幅がある。綿毛の密度は、ブルーフォックスに比べるとやや少ない。


G.タヌキ/狸【Tanuki】
 日本全国、中国及びロシア等に生息する。背筋は黒く褐色から灰褐色の長いシルキーな刺し毛と密生した深い綿毛を持つ。抜毛してシルキーで密度の高い綿毛だけで使われることもある。また、刺し毛は、筆毛としても活用される。中国産の狸はチャイニーズラクーン(Chinese Raccoon)、ロシア産はロシアンラクーン(Russian Raccoon)と呼ばれている。また、フィンランドで養殖されている狸は、フィンラクーン(Finn Raccoon)の呼称を持つ。日本国内では、素材名を表記する場合、「タヌキ」の名称を必ず併記しなければならない。



 
リンクス/大山猫 
 
リンクスキャット 
 
キャット類

A.リンクス/大山猫【Lynx】
 野生ネコの一種で、日本ではオオヤマネコと呼ばれる。北米、モンゴル、ロシア地域に生息。毛は長く密で非常に柔らかい。背の部分は、淡い褐色に暗褐色の斑点模様がある。腹部は白く、暗褐色の斑点が鮮明で美しい。大半の毛皮とは異なり、リンクスは腹部の方がその美しさのため価値が高く、重用される。


B.リンクスキャット【Lynx Cat】
 北米からメキシコ中部にかけて分布する山猫。リンクスに似ているが、リンクスに比べて小型で、毛足もやや短いが、反転斑点はより鮮明。リンクス同様、腹側が美しく、価値も高い。リンクスキャットのさらに小さい方の山猫を、ボブキャット(Bob cat)と言う。


C.レオパードキャット【Leopard Cat】
 南アジア、マレーシアに分布するベンガル山猫のこと。黄褐色から淡褐色の地に黒褐色の斑紋が特徴。毛は短く柔らかい。現在、同じ種類の中でも、ワシントン条約で規制されているものがある。日本国内では、「種の保存法」に基づき、展示・譲渡する場合、登録票を添付する義務がある。



 
ラビット/ラパン/ウサギ 
 
チンチラ 
 
ラビット類

A.ラビット/ラパン/ウサギ【Rabbit/Lapin】
 南欧が原産だが、家畜化したものが世界各地でみられる。フランス名ラパンも一般的。毛色の種類が多く、それぞれの種類毎に名称がつけられている。代表的なものは、シロウサギ(白色)、チンチラウサギ(灰青色)、ゴマウサギ(灰褐色)、ゴールウサギ(淡褐色、ベージュ色)、クロウサギ(黒色、黒褐色)、ブチウサギ(上記各色の一部分に異なる色が混じっている)。特殊な種類として刺し毛が退化した綿毛だけのレッキス種がある。毛の一部分が細くなっているため、折られたり切れたりし易い性質があるが、刈毛(シェアード)処理をすると、その欠点が解消される。ラビットは、耐久性はやや低いが、染色が容易なことに加えて、比較的安価なため利用範囲は広い。


B.チンチラ【Chincilla】
 元来アンデス山脈で生息していた野生の小動物だが、現在毛皮用に使われているのはすべて養殖種。刺し毛は退化し、非常に滑らかで柔らかい綿毛のみで構成され、毛の密度も非常に高い。背の部分が濃青淡青色、腹部は青灰色。突然変異種でベージュ系の色もある。皮は軽いが、極めて薄くデリケートで耐久性は低いため、取り扱いには注意が必要。


C.リス【Squirrel】
 毛は短く非常に軽くて柔らかい。軽い素材のため、コートの表地のほか、ライナーにも活用されることが多い。グレードのよいものは毛が密で、鮮明なブルーグレーの背部に白色の腹部をもつ。小動物だが立派な尾を持ち、尾の毛はフェイスブラシなどの化粧用の筆に活用される。


D.ヌートリア【Nutria】
 南米アルゼンチン原産のビーバーに似た動物で、水辺に巣を作り生息している。1954年養殖用に北米から輸入され、各国で飼育が始まった。柔らかい褐色の綿毛と薄茶色の硬くて太い光沢のある長い刺し毛がある。抜毛あるいは刈毛して使われることが多い。


E.ビーバー【Beaver】
 北米の川や湖に生息し、ダムを造ることで有名。綿毛は柔らかく密生しているが茶褐色のやや長い光沢のある刺し毛は堅いため、抜毛や刈毛をし、染色して活用されることが多い。



 
カラクルラム 
 
カルガンラム 
 
ラム類

A.カラクルラム【Karakul Lamb】
 カラクル種のラムの総称。ベルシャンラムあるいはアストラカンとも呼ばれる。産地によって南西アフリカ産の「スワカラ(SWAKARA)」のように、商標名がつけられているものもある。毛色は黒色が大半で、ほかにグレー、茶、白色がある。毛は刺し毛がなく綿毛だけで構成されており、毛丈の分類では極短毛及び短毛で、巻き毛の形状により様々な美しい斑紋が見られるのが特色。その巻き毛の形状、毛足の長さなどにより、特に毛足が短く軽量なタイプのものは、「ブロードテール」と呼ばれている。


B.カルガンラム【Kalgan Lamb】
 中国産の代表的なラムの一種。白い巻き毛状の綿毛が特色。毛丈はやや短く、毛質はやや柔らかいが光沢に少し欠ける。染色して使用されることが多い。


C.チキャンラム【Chekiang Lamb】
 中国浙江省で産するラム。毛はシルキーで柔らかく、緩やかなウェーブ状で光沢がある。染色して使用されることが多い。


D.チベットラム【Tibet Lamb】
 チベット産のラム。毛の短いモンゴリアンラム(Mongolianlamb)の変種で、毛足は非常に長く、白い、くるくるカールした綿毛が特徴。もともと錦綿羊(にしきめんよう)はヤギの毛皮を加工したものだが、チベットラムを代用したため、日本では、錦綿羊ともいう。染色して使用されることが多い。


E.ベビーラム【Baby Lamb】
 一般的には生まれたばかりの仔ヒツジの総称。日本では、ニュージーランド産のロムニー種及びその雑種の仔ヒツジで、生後1週間ぐらいのものをいう。黒、茶、グレー、白、ぶち柄がある。カールした毛を伸ばしたり、刈毛して使うことも多い。




加工技術
 



毛皮をファッションとして仕上げてゆく上では、さまざまな加工が施されています。以下はその代表的な加工技術です。
 
 
 
 


A.染色
 毛皮は、染料を使って、様々な色を表現できる素材です。単色に染め上げるだけでなく、毛先部分を根元と異なった色に染める(チップ・ダイ)方法もあります。皮面への染色もあります。


B.プリント
 毛皮のプリント加工は、かつては安価な毛皮素材をよりよく見せるために行われていた処理方法だが、近年ではデザインとして施されるようになり、可能性は無限に広がっている。尚、今では毛面だけではなく、皮面へのプリントも数多くなされている。


C.ブリーチ
 毛皮の自然の色を白っぽく脱色すること。本来の素材感を楽しみながら、異なる表情を楽しむことができる。


D.刈毛
 毛皮の面積を機械で一定の長さに刈り整えること。古くからベビーラムのシェアード(2mm)やムートン(7mmから45mm)でなされていた技術だが、ミンクやフォックスなども刈り毛処理されるようになった。この加工により、毛皮に独特の光沢と感触が生じ染色の効果も上がり、まったく新しい素材に生まれ変わる。


E.抜毛
 毛皮の刺し毛のみを抜くこと。ミンクやヌートリア、ビーバーなどで綿毛の密度の良いものは、プラッキングすることで、ビロードのような光沢とライトでソフトな素材に生まれ変わり、もともとの素材とは全く違った風合いを楽しめる。


F.型押し
 皮面に凹凸のある模様や図柄を浮き出させる加工方法のこと。


G.パンチング
 毛皮やレザーに円形や三角形、四角形などの連続穴をあけること。もともとはレザーの技術からダブルフェース(両面使い)に使われるようになった加工で、毛面の模様の面白さからヌートリアやベビーラムなどへと広がってきている。尚、穴の形により軽量化の程度は違うが、およそ20~40%は軽くなる。


H.ツイスト
 細く切った毛皮の先端を止めて、片方をドリルにつないで機械で巻き上げ、裏が見えない1本の紐状の毛皮にする加工方法。少ない分量で、ボリュームを出すことができる。生地に縫い付けると、下の生地が隠れて一枚皮の毛皮で作ったように見える。また、そのままマフラー等の毛皮製品に仕上げることもできる。


I.ニッティングもしくはヤーン
 細く切った毛皮をニットと一緒に編み込む加工方法。網状のものに細く切った毛皮を差し込んでニット状にする方法もある。この加工を使った場合、ストレッチタイプの軽いセーター感覚の毛皮ができる。


J.皮面加工
 毛皮は通常は毛の部分が表面(フェース)として使用されるが、皮面(毛皮の裏側)をきれいに加工して、表面に使用できるようにすることをダブルフェースという。ムートン、ベビーラム、チキャンラム、ミンクなどといった、皮が丈夫である程度厚みのある毛皮がこの加工に適している。裏生地を使用しないため非常に薄く軽い製品に仕上がり、かつより高度な加工技術を駆使できるので、多様なデザイン展開が可能えになる。ダブルフェースのうちで、皮面(毛皮の裏側)を染めてサンドペーパーで毛羽立たせ、スウェードとして使用できるようにする加工をスウェード加工という。スウェード状のダブルフェースの皮面を、樹脂加工してレザー(皮革)の銀面のように仕上げたもののことをナパラン、又は、ナッパ加工という。尚、ナパランの場合はスウェードに比べて、汚れにくく、手入れが簡単などの利点がある。このダブルフェース加工を施した製品で、表側が皮面の場合やリバーシブル仕様の場合は、家庭用品品質表示法に則った表示が必要となることがあるので、注意が必要です。


K.グルービング
 毛皮の毛面にいろいろな形のみぞ模様を作ることを言い、毛を刈ったり溶かしたりする方法がある。毛を刈る方法としては、特殊なシェアリングマシンを使用する。段刈りとも言われ、毛皮を刃に近づけたり、遠ざけたりすることによって毛に段差を付ける。また特殊なバリカンを使用する方法はカービングと言われる。これはシェアリングよりも細かな柄を作ることが可能で、非常に高度なテクニックが必要とされる。一方、最新技術として毛を溶かす方法もある。これはスクリーンプリント方式で、毛を溶かす薬品糊を毛にプリントして毛を溶かし、洗い流すと模様ができる。これらの三つの方法は、作る柄によって使い分けられている。

毛皮商品の取扱い
 

着用時の注意点
 「毛皮を美しく保つために、ちょっとした心配りが必要です。」

●毛ぐせがついた時
 濡れたタオルで毛先の部分を軽く濡らすか、または霧吹きで軽く水を吹きかけます。あとは、金ぐしで毛並みを整え、日陰干しで自然乾燥させれば、たいていのクセは取れます。ただし、その際に皮の部分まで濡らさないように十分気をつけてください。

●雨、雪などで濡れた時
 雨や雪で濡れた場合は、よく振って水を切った後、乾いたタオルで丁寧にふきあげ、ゆっくり日陰干しで自然乾燥させましょう。万一皮まで濡らしてしまった時は、面倒でも購入店又はクリーニング店に早めに相談しましょう。大量の水分を吸った皮は、なめしが戻って硬化したり破れてきたりする場合があるからです。

●コーヒーやジュースをこぼしてしまった時
 すぐにティッシュペーパーなどを使って、水分を吸い取りましょう。その後、固く絞った蒸しタオルで、軽く叩き出すようにして汚れを取り除きます。汚れた水分が広がらないようまた、皮の部分まで、染み込んでいかないよう注意します。見た目はきれいになっていても、糖分が残っていたりすると虫食いの原因になります。繰り返して丁寧に処理しましょう。尚、白系統の毛皮や汚した箇所が広い場合は、プロに任せた方が安心です。

●ホコリに注意
 毛皮はホコリがつきやすく、一回の着用でもかなりの量を吸い込んでいます。ホコリを大量に吸い込んだまま毛皮を放置しておくと、毛抜けの原因になります。着用したら、毛を傷めないように、軽く叩いてホコリを落としておきましょう。

●火気厳禁
 毛皮は熱に非常に弱く、注意が必要です。裏地にアイロンをかけた場合、皮の部分まで熱が加わると熱収縮を起こし、硬化・破れの原因となります。ハンガーに吊るしても取れないようなシワは、プロに任せましょう。また、タバコやライターの火などは、瞬時に毛先を焦がしてしまいます。皮を取り換えることで修理できるのが毛皮の利点ですが、広範囲に及ぶと費用も時間もかかってしまうので、気を付けましょう。

●摩擦注意
 ブレスレットや腕時計による袖口の擦れ、ショルダーバッグによる摩擦には、十分注意しましょう。また、長時間の車の運転やバイク、自転車に乗ることも、摩擦による毛の擦れや折れを生じるので注意が必要です。

●臭いに注意
 毛皮は臭いを吸収しやすい性質を持っています。毛皮を着たまま、香水やヘアスプレーをつけることは避けましょう。香水やヘアスプレーが毛皮に直接かかると、鞣しの際の薬品が化学変化を起こすこともありますし、また黄変などのシミの原因にもなります。その他、タバコや防虫剤などの臭いにも注意が必要です。



シーズン中のお手入れ

「さほど汚れが見られなければ、自分で簡易クリーニングをしてみましょう」

●ホコリを落とす
 外出から帰ったら、軽く振ってホコリを落とします。コートやジャケットは、袖に手を通して振ります。

●汚れを落とす
 ぬるま湯に浸したタオルを絞って、皮まで濡らさないよう毛先だけを毛並みに沿って拭き上げます。その後、毛並みを整えますが、静電気が起きないように金ぐしを使いましょう。

●自然乾燥をする
 そのあと、コートなら型崩れしないように広めのハンガーにかけて、風通しの良い日陰で自然乾燥します。毛皮は熱に弱いので、どんなに急いていても直射日光に当てたり、暖房器具、温風のドライヤーやアイロンなどは決して使わないでください。
※ベンジンやシャンプーは絶対に使用しないでください。毛がパサついたり、皮の部分まで濡らすと硬化の原因となる場合があります。以上のような簡易クリーニングをしても毛先が重たく感じられるような場合は、相当ひどく汚れているので、専門のクリーニングに出した方がよいでしょう。



保管時の注意

「自宅での保管の前には、前述のシーズン中の手入れを行い、必ず汚れを完全に取っておくことが前提となります。汚れたまま保管すると、害虫がつく原因になるからです。」

●光・ホコリ対策
 日光や蛍光灯などの紫外線は、変・褪色の原因に、また、ホコリは、毛皮を傷め毛抜けの原因になります。通気性のあるカバーをかけ、光とホコリを遮断します。

●硬化・カビ・虫喰い対策
 保管の理想的な状態は、温度が10℃以下、湿度が約50%とされています。厳密に守らなければならないものではありませんが、暗冷な通気性の良い所で、毛が押しつぶされることのないようゆったりと収納し、防虫剤を活用します。防虫剤は、2種類以上を同時に使うと化学変化を起こしてシミの原因になる場合があります。また、変化カルシウム系の除湿剤を使用した場合は、除湿剤の溶液が付着すると極端な硬化・縮みが起こる場合がありますので、使用には注意が必要です。

●ゆったりスペースで、毛並みを保護
 コートは、型崩れしないように幅広のハンガーにかけて、毛皮が押しつぶれないように前後の間隔を十分にとって、クローゼットに吊るします。ストールやマフラー等も、同様にするか、箱に入れて保管します。



クリーニングについて

「クリーニングに出す場合は、毛皮専門のパウダークリーニング法を指定しましょう。毛皮にドライクリーニングを施すと、皮部分に加脂した必要な脂まで除去され、硬化・破れを引き起こしたり、毛の艶がなくなったり、パサついたりしてしまうからです。」


● パウダークリーニング法について
 毛皮をクリーニングに出す場合は、必ず「毛皮専用のパウダークリーニング法で」と確認してください。パウダークリーニングとは、油脂分や色素の少ないカエデやトウモロコシの芯などから作られたパウダーに洗剤を染み込ませ、毛皮と一緒に回転洗浄機に入れるもので、パウダーに汚れを吸着させてとるソフトなクリーニング法です。この方法でクリーニングされた毛皮は、通常は毛・皮とも損傷(硬化、破れ、毛抜け、変色)は起こりえません。尚、クリーニング料金は、素材やデザインにより異なります。
 また、クリーニングに出す場合は、相当期間着用した後であるため、購入時に比べて何らかの劣化(損傷)は必ず起きていると言えます。クリーニングに出す際は、全体的な毛皮及び皮の状態をチェックし、損傷程度をクリーニング店と相互に確認しあいましょう。そして、戻ってきた時も同様に行います。この事前事後確認はクリーニングに損傷を発見した時、それがクリーニング店の責任か否かでトラブルを起こさないためにも忘れないようにしましょう。これは、保管に出す時も同様です。

【クリーニングの際の確認事項】
・毛皮の名前
・袖口、ポケット口、前立てなどのスレ
・毛並みやカールの伸び状態
・毛の変・褪色の度合い
・シミの有無
・皮の柔軟性
・ほころび等の縫製状態
・害虫・カビの有無
・毛皮臭と体臭
・付属品の状態(裏地、ボタン)


● ドライクリーニング法について
 ドライクリーニングは、溶剤を用いてつけ込み洗いをする方法で、主に使用される溶剤は、3系統の3種類があります。
(1)石油系   石油
(2)塩素系   パークロルエチレン
(3)フッ素系  AK225
特に(2)塩素系に脱脂力が強く、(1)(3)の溶剤は脱脂力がそれほど強くありません。溶剤洗いで処理すると、デメリットとして、下記のことが起こり得ます。
・皮革部分の油脂分が少しずつなくなり硬化していきます。
・伸び留めテープのノリがとけて型崩れの原因となります。
・毛皮は、水張りして引き延ばして裁断、縫製するので、縮んでくることもあり得ます。



 
よくあるご質問

リフォーム
 


大事に着ていたけれど、小さくなってしまった・・・
デザインが古くなってしまった・・・。


そんな理由で使わなくなってしまった毛皮があったら、
思い切ってリフォームしてみたらどうでしょう。

ほとんどの毛皮はリフォームによって新しく生まれ変わらせることができます。
もう十分着尽したものは、バッグやチョーカーのような小物に作り替えてみるのもいいです。

自分で手作りすることも、もちろんOK。
無駄なく使いきることができるのも毛皮ならではの魅力です。
リフォーム小物のアイデア集
 

1. バッグ
2. ブーツ
3. チャーム
4. マフラー
5. ベスト
6. サンダル

インタビュー
 

●毛皮協会の思い、取り組みについてお聞かせください。

一般社団法人日本毛皮協会は毛皮専業者の団体です。毛皮産業に関する調査研究、情報の収集及び提供などを実施することによって、毛皮産業の健全な発展に役立てるとともに、国民経済及び文化の向上に貢献できるように活動しています。

日本毛皮協会の活動の根幹として、太古の昔から人類が利用してきた毛皮を継続利用できる素材として様々な形で活用し、毛皮産業の発展に役立てていきたいという思いがあります。その為、多くの人に毛皮と言う素材を正しく理解頂きたいと思っております。

毛皮と言う素材は保湿性、耐久性に優れリメイクも可能で無駄なく活用でき、最後には土に還すことができる天然素材です。そしてふわふわとした柔らかな感触と温もりは、心地よさや安心感を与えてくれます。

人類史上最古の服と言われる毛皮は、まさに自然が人類に与えてくれた贈り物です。

日本毛皮協会は、冬の寒さに対し毛皮の着用・使用によってエネルギー消費の削減に役立てると共に、文化としてのファッションに毛皮が使われる事をプロモートし、子孫に「きれいで豊かな地球」を残す事を目的とし積極的にアピールしています。


●現在どの様な活動をされていますか?

日本毛皮協会の活動は、教育啓蒙活動を中心に、国内での毛皮PR活動・海外の毛皮団体との連携・消費者保護の観点からの鑑定委員会の開催など、多岐にわたります。
具体的には、

『ファーデザインコンテスト(例年11月に開催)』
毛皮素材を通じて、ファッションをより活力あるものにする事、毛皮製品のデザイン・加工技術の向上、人材流入による業界の活性化及び毛皮の普及啓発に役立てる事を目的として実施。

『素材加工セミナー』
全国の服飾専門学校や大学において、毛皮の正確な知識の習得を目的として開講している出張セミナー。毛皮素材を現在・未来のクリエーターの皆様に理解いただき、ファッションと言う文化の更なる発展に寄与する為に実施。

『鑑定技術委員会』
消費者保護の観点から、毛皮に関するトラブルの原因究明や毛皮素材の種類の判別などを行っております。

『国際問題委員会』
国際毛皮連盟(IFF)を中心に、世界の毛皮団体・毛皮事業者との連携を計り、毛皮産業の世界的な発展に役立てる為の活動を実施。


●これからの日本毛皮協会の活動についてお聞かせください。

現在の日本における毛皮素材・毛皮製品の位置付けとして実用的な防寒着という役割は、一部地域を除いてほとんどないと言えます。そのような時代に、人類だけが持つファッションと言う文化の中で毛皮素材が幅広い分野において様々な可能性を表現できるように、活動していかなければならないと思います。

例えば、シーズンレスファー(ラグ等、インテリア)分野の拡大や、必需品にはなりえない日本と言う気候だからこそ、ステータスとしての毛皮だけではなく、身近に使える「プチファー」アクセサリーの拡大など、使用機会を作り出したいと考えております。

毛皮素材をファッションにより活用する為、企画に携わる人材の発掘・育成、そしてそれを形にするための技術者の育成。特に技術者においては年々、超高齢化が進み、このままでは毛皮加工技術の継承が難しくなるところまできていると言えます。日本国内で毛皮製品を製造する機会を増やし、新しい技術者を育成する活動をしていかなければならないと考えます。また、毛皮素材・毛皮製品を多くの人に正しく理解していただき、その良さと可能性を感じてもらう為のPR活動も、より積極的に行う必要があると考えております。


 
2016年11月
発行 一般社団法人日本毛皮協会
協力 国際毛皮連盟

※ このページのコンテンツは一般社団法人日本毛皮協会が発行する FUR MAG からの転載です。
※ このページに掲載されたすべてのコンテンツは一般社団法人日本毛皮協会に帰属します。


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